バングラデシュからの介護・看護特定技能

 

バングラデシュからの介護特定技能生

 

1.バングラデシュの介護・看護需要

a.     バングラデシュにはアジア第四位となる人口17000万人がいます。

b.     平均年齢はまだ20代で若者が多い国です。

c.     しかし、人口増とともに、60歳以上の老人も人数としては増えてきています。

d.     まだ途上国と言われ、医療制度は必ずしも先進国ほど発展しておらず、病人の割合は多くなっています。

e.     経済発展とともに病院自体の数は増加傾向にあります。また、医療・看護系の大学・専門学校も増えてきています。

f.      多くの国民が家族の病気等に直面し、医療を学んで看護・介護のスキルを磨きたいと考えています。

 

 

2.日本行きを目指すバングラデシュの介護・看護系労働者

a.     病院及び看護業務はバングラデシュで拡大し、そこで働く人財の数も増えています。

b.     しかし、人口が17000万人と巨大で働き手も数多くいるこの国では、その給料は上がらず、その労働環境は過酷です。

c.     また、現地にいるだけですと、スキルアップも望めず、未来を見いだせないのが実情です。

d.     彼ら/彼女らの多くは日本へ行き、給与を稼ぎ、貯金をしながら日本の看護・介護の技術も学びたいと思っています。

e.     可能であれば日本で5年間働いたのち、介護福祉士の資格も取得し、日本で長期的に働きたいと考えています。

 

3.なぜ他の国よりバングラデシュがよいのか?

a.     日本にはすでにベトナム、フィリピン、インドネシア等から多くの介護・看護助手の人材が来日しています。

b.     これらの3か国の介護人材は人気が高いために、日本国内においても採用競争が激化してしまっています。

c.     地方都市で介護業務をしている人材は、国内の人材会社から常にスカウトが入り、大都市圏の介護施設への転職を誘われ、容易に転職してしまいます。

d.     また、SNS等で東京での高い給与・好待遇が拡散されてしまっており、介護人材の金額的要求水準が高くなってしまっています。

e.     これに対し、バングラデシュの介護人材はまだ知名度が高くなく、来日後にすぐ都市圏からスカウトがかかるということがありません。

f.      また、バングラデシュはまだ都会での給与情報や都会での生活がSNSで拡散されておらず、最初に赴任した都市で定着する傾向があります。

g.     そのような早期退職リスク、長期的な定着を考えると、他の国の人材よりもバングラデシュの人材に優位性が考えられます。

 

4.介護実習生・特定技能生のイスラム教対応で気を付ける事はなにか?

a.     バングラデシュはイスラム教徒が8割を占める国です。中東諸国ほど厳格ではありませんが、現地においては戒律はそれなりに守られている国です。戒律が守られているがゆえに事件や暴動が少なく治安が維持されている側面もあります。ポイントは日本に来日後どの程度まで日本の労働環境の慣習に合わせられるかにあります。

b.     一つ目にイスラム教では、豚肉を食べる事と、酒を飲むことが禁止されています。豚肉は細菌が多く病気になりやすい事、酒は理性を失わせ悪行をなす恐れがあるためです。そのため、これは日本においてもできる限り遵守しています。ただし、これらはあくまでも“自分の口の中にいれる”ことが禁止されているものであるため、入居者への食事介助には問題がありません。

c.     二つ目に、バングラデシュの現地では、礼拝とラマダン(断食)が行われているため、来日後どうするかが議論になります。我々GRAからの実習生は、原則として就業日の礼拝は出社前に1度、帰宅後に1度、就寝前に1回の3回とさせています。また、ラマダン(断食)は1年に一回、1カ月間ありますが、就業日は行わず休日のみ行うよう指示しています。

d.     受入機関の皆様には、①豚肉や酒の飲食を強要しないこと、②休日における礼拝や断食を揶揄しないこと、そして最も大切なこととして、③イスラム教及びその神アッラーを冒涜しないこと、この3つは留意をお願いできればと思っております。

 

5.なぜGRAバングラデシュからなのか?

a.     GRAバングラデシュはバングラデシュ最大のダフォディルジャパン日本語学校を持ち、バングラデシュでトップ水準の送出し実績を出している送出機関です。学生・就職生・実習生合わせて年間約300人を送り出しています

b.     現地運営母体はバングラデシュ最大33000人の学生を持つダフォディル大学を擁するダフォディル財閥です。ダフォディル大学の他、高等学校、専門学校、職業訓練学校、建設訓練校等を持ち、グループ内の学生・卒業生を送出できる体制を持ちます。

c.     ダフォディルグループの学校の一つに、ナーシングカレッジ(看護専門学校)があり、グループ内で看護人材の教育をしています。この学生に日本語を教育し送り出しができます。

d.     日本において、日本語学校の合弁パートナーであるバングラビジネスパートナーズがGRAの日本事務所を運営し、日本人メンバー及びバングラデシュ人メンバーがしっかりと入国前の面接・書類作成、及び入国後の人材管理を支援させていただいています。

e.     以下地域に送り出しをさせていただいており、管理支援体制も保持してます

                                               i.     首都圏:東京・埼玉・千葉・神奈川

                                             ii.     北部:群馬・栃木・福島・新潟

                                            iii.     中部:愛知・岐阜・三重

                                            iv.     関西:大阪・京都・兵庫

 

                                              v.     中四国:広島・岡山・山口・高知